人に関する判断が、なぜ止まるのか

人に関する経営判断は、気づかないうちに属人化し、先送りされがちです。
評価、配置、採用、労務対応、人的資本の可視化――。
個別の施策を増やしても、「判断の軸」が整理されていなければ、同じ迷いが繰り返されます。

HCMの統合診断は、施策を提案する前に、経営としての判断をいったん整理するためのプロセスです。

統合診断とは

統合診断は、会社の人・労務・組織に関するテーマを横断して、次の3つを整理します。

  • いま、経営として「決めるべきこと」は何か
  • 何が決まっておらず、どこで迷いが生じているか
  • いまは「決めない(保留する)」と整理すべきことは何か

大切にしているのは、点数化や格付けではありません。
「判断できる状態」をつくることがゴールです。

料金(目安)

料金:80万円(税別)

納品:A4 3~4ページ診断レポート(PDF)

所要:ヒアリング90分+1〜2週間で納品

※内容・事業規模により、範囲調整を行う場合があります(事前にお見積りを提示します)。

なぜ“人・労務・組織”を一緒に扱うのか

人に関する判断は、実務では分離して扱いにくいからです。

  • 人的資本(採用・育成・配置・評価)の判断
  • 労務(法令・運用・リスク)の判断
  • 組織(権限・役割・管理職運用)の判断

これらは互いに影響し合います。
一部だけを最適化すると、別の領域で矛盾が出て、結局判断が止まります。
統合診断は、その矛盾を先にほどくための整理です。

株式会社×社労士法人で「判断」を支える

HCMでは、株式会社と社労士法人が役割を分担しながら、判断の質と安全性を両立させます。

  • 社労士法人:法令・労務の視点から、判断の安全性(コンプライアンス)を確保
  • 株式会社:人的資本・組織の視点から、判断の整理と言語化を支援

守るべきラインと、踏み込める余地。
その両方を整理することで、経営判断はより安全で、スムーズになります。

進め方(標準)

1.事前確認(メールで5分:従業員数・業種・相談テーマ)

2.経営者・役員ヒアリング(90分/オンライン可)

3.レポート作成(1〜2週間)

4.フィードバック(60分)

※以降、必要に応じて実行支援(制度・運用・データ整備等)へ

納品物(概要)

  • 経営サマリー(A4・2ページ):要点/優先順位/次の意思決定ポイント
  • Before / After(A4・1ページ):整理前後の変化を1枚で可視化
  • 必要に応じた補足(1〜2ページ):ヒアリング要点・根拠データ等Before / After(A4・1ページ):整理前後の変化を1枚で可視化

納品物のイメージ(サンプル)|80万円で「何が手に入るか」

統合診断のゴールは、制度づくりそのものではなく、人・労務・組織に関する“経営判断の迷い”を、根拠をもって整理することです。
そのために、意思決定に必要な要点を A4 PDF にまとめてお渡しします。

納品物(A4 PDF)

  • 経営サマリー(2ページ):現状の要点/優先順位/判断ポイント/次の一手
  • Before / After(1ページ):統合診断で「何が変わるか」を1枚で可視化
  • (必要に応じて)主要論点の補足(1〜2ページ):根拠データ・ヒアリング要点 等

経営サマリー(2ページ)の構成例

1ページ目:要点整理(経営者が最初に見るページ)

  • 結論:いま最優先で決めるべきこと(1つ)
  • 現状の整理(人/労務/組織の3領域)
  • “迷い”が起きている原因仮説(2〜3点)
  • 放置リスク(経営にどう効いてくるか)
  • 優先順位(今月/今四半期でやること)

2ページ目:判断材料(次の一手が選べるページ)

  • 打ち手の選択肢(A/B/C:方針レベル)
    ※統合診断では、実行計画の“骨格”までを整理します(制度設計・規程改定・運用代行は必要に応じて別途)。
  • それぞれのメリット・注意点(効果と副作用)
  • 意思決定に必要な追加情報(不足データ/追加ヒアリング)
  • 実行ロードマップ(最短ルートの進め方)

図のイメージ(例)

図①:統合診断マップ(人×労務×組織)

  • 3領域を並べ、現状を 「緑/黄/赤」 で表示
  • “詰まり”がある箇所に 短いコメント を添えます
  • 一目で「どこがボトルネックか」が分かる構図です

図②:判断が止まっているポイント(因果の簡易図)

  • 例:
    「評価基準が部門ごとに違う」
    →「配置・昇格の説明ができない」
    →「管理職が判断回避」
    →「現場の不満・離職リスク」
    のように、判断の停滞点を見える化します

図③:Before / After(1ページ)

  • Before:判断が属人化/リスクが見えない/優先順位が曖昧
  • After:判断軸が明確/リスクと優先順位が整理/次の一手が選べる
  • 社内説明(役員会・部門長会議)でも使いやすい形式です

統合診断で「やること/やらないこと」

やること(=今回の範囲)

  • 経営者ヒアリングと必要データをもとに、論点・リスク・優先順位を整理
  • 人・労務・組織を“別々に”ではなく、つながりとして構造化
  • 「次に何を決めるべきか」を、選択肢として提示します

やらないこと(=別サービスで対応)

  • 就業規則改定や制度設計そのものを、この診断だけで完了させること
  • 実務運用(評価運用・面談運用・教育実施等)までを診断だけで代行すること
    ※必要に応じて、実行支援メニューとして別途ご提案できます

進め方(目安)

  • 事前共有(最小限):従業員数、組織図、勤怠・残業の概要など
  • 経営者ヒアリング(90分):いま止まっている判断、背景、制約条件
  • 整理・分析(1〜2週間):論点整理/整合性チェック/優先順位付け
  • 報告(60分):サマリー共有/意思決定ポイント合意/次の一手を確認

補足

  • ページ数は「情報量」ではなく、意思決定に必要な最小構成に最適化します
  • 状況により、範囲調整(追加ヒアリング等)を行う場合があります(事前に提示します)

統合診断 FAQ

Q1. 統合診断とは何ですか?

人的資本(人・組織)と労務(ルールと実態)を分けて見るのではなく、つながりとして整理し、経営判断に必要な論点・リスク・優先順位を明確にする診断です。制度の良し悪しを評価するというより、「いま何を決めるべきか」を短期間で見える化します。

Q2. 80万円でどこまでやってくれるのですか?

統合診断では、経営判断に必要な“要点整理”を成果物として納品します。

  • 経営サマリー(A4・2ページ)
  • Before/After(A4・1ページ)
  • 必要に応じた補足(1〜2ページ)
    加えて、報告の場で「次に決めること」と「打ち手の選択肢」を明確にします。制度設計・規程改定・運用代行などは、必要性がある場合に実行支援として別途扱います。

Q3. 80万円の根拠(価格の理由)は何ですか?

価格は「資料の枚数」ではなく、判断の迷いを止めるための調査・構造化・合意形成の工数に基づきます。
具体的には、(1)経営者ヒアリング、(2)必要データの確認、(3)論点の統合整理(人×労務×組織)、(4)優先順位付けと選択肢設計、(5)報告と意思決定ポイントの合意、までを一括で行うためです。結果として、社内で議論が進みやすい形に落とし込みます。

Q4. 期間はどれくらいかかりますか?

標準は 2〜3週間です(状況により前後します)。

  • 90分ヒアリング
  • 分析・整理(1〜2週間)
  • 報告(60分)
    早めたい場合は、事前共有データを揃えていただくことで短縮できます。

Q5. どのような会社に向いていますか?

次のような状態の企業に向いています。

  • 配置・評価・昇格などの判断が部門や管理職によりバラつく
  • 労務の“グレー”が多く、判断が止まりやすい(残業・休職・ハラスメント等)
  • 離職や採用難、現場の不満が出ているが、原因が複合的で特定しづらい
  • 施策が多く、何から手を付けるべきか迷っている

Q6. 逆に向いていないケースはありますか?

次のような場合は、診断より別手段が早いことがあります。

現状の共有やヒアリングが難しく、判断材料が集められない
(ただし状況により、最小スコープでの整理をご提案できる場合もあります)

就業規則の改定など、目的が“特定の作業”に限定されている

すでに論点と優先順位が整理されており、実行のみを外注したい

Q7. 事前に何を用意すればよいですか?

最小限で構いません。代表例は以下です。

  • 従業員数、組織図(あれば)
  • 勤怠・残業の概要(傾向が分かる程度)
  • 評価や等級の運用概要(制度がなくてもOK)
  • 就業規則や規程(任意)
    詳しくは初回の確認で「必要なものだけ」をご案内します。

Q8. 経営者本人が同席できない場合でも可能ですか?

可能です。ただし統合診断の精度を上げるため、最終的には経営者または役員クラスの意思決定者への確認(30分でも可)を推奨します。難しい場合は、人事責任者・総務責任者へのヒアリングを中心に進め、意思決定者向けに要点を整理して提示します。

Q9. 診断の結果、どのようなアウトプットが得られますか?

「現状の評価」ではなく、次の経営判断を進めるための材料が得られます。

  • 何が詰まり(ボトルネック)か
  • 放置した場合のリスク
  • 何を優先して決めるべきか
  • 打ち手の選択肢(A/B/C)と注意点
  • 次の一手(今月/今四半期)

Q10. 労務コンプライアンス(法令対応)にも踏み込みますか?

はい。統合診断では、労務面の論点(例:労働時間管理、ハラスメント、休職・復職、規程と運用のズレ等)を、“経営判断に影響するリスク”として整理します。必要に応じて社労士法人の観点で「何を整えるべきか」を明確にします。

Q11. 社労士法人と株式会社HCMはどう連携するのですか?

統合診断は株式会社HCMが中心となり、必要に応じて社労士法人の知見(法令・実務運用・監査観点)を組み合わせます。
目的は「サービスを増やすこと」ではなく、“判断に必要な論点の漏れを防ぐこと”です。実行支援が必要になった場合も、企業側の状況に応じて選択肢をご提示します。

Q12. 守秘義務や情報管理は大丈夫ですか?

はい。いただいた情報は本件目的の範囲で取り扱い、社内でもアクセスを限定して管理します。必要に応じて秘密保持契約(NDA)にも対応します。

Q13. 診断後、実行支援も依頼できますか?

可能です。統合診断で優先順位と論点が整理できた後に、必要な範囲だけ実行支援をご提案します。
例:規程整備、運用設計、管理職向けの判断基準整理、教育・研修、継続伴走など。

Q14. まずは簡易チェックだけでも良いですか?

もちろんです。簡易チェックは、現状の要点を短時間で整理する入口として設計しています。結果を踏まえて「統合診断が必要かどうか」も判断できます。

Q15. 申し込み後の流れを教えてください。

  1. お問い合わせ(または簡易チェック)
  2. 事前確認(最小限の情報共有)
  3. 90分ヒアリング
  4. 分析・整理
  5. 報告(60分)+次の意思決定ポイント合意
    という流れです。まずはお問い合わせで状況を簡単にお聞かせください。

まずは簡易チェックから

いきなり相談する前に、簡易チェックで「どこが曖昧か」を把握することもできます。
点数やランク付けはせず、判断を整理するためのヒントをお返しします。